無精子症
お子さんを望む中で「無精子症」という診断を受け、深い不安や悩みを抱えていませんか?精液検査を複数回行っても精子が全く見つからない無精子症は、男性不妊症の約1割を占めるとされ、自覚症状がないため診断に衝撃を受けることも少なくありません。特に、がん治療の影響で約60.3%に「疑わしい不妊」が確認されるという報告もあり、その原因は多岐にわたります。
この記事では、無精子症の概要や種類、検査方法から、原因に応じたさまざまな治療選択肢までを詳しく解説します。
読み進めることで、ご自身の状態を正確に理解し、希望を失わずに前向きな治療へと踏み出すための一歩を見つけられるでしょう。
無精子症の概要
無精子症とは、精液検査を複数回行っても精子が全く見つからない状態を指します。これは男性不妊症全体の約1割を占め、精子を作る機能や精子の通り道に何らかの問題があることで引き起こされます。お子さんを望むカップルにとって、無精子症の診断は深くつらい悩みとなるでしょう。
特に、がん治療、中でも化学療法は、思春期前後(プレパベルタル期とポストパベルタル期)の男性において、将来的な不妊リスクを高める要因となることがわかっています。性腺毒性、つまり精子を作る機能に悪影響を与える可能性があるためです。例えば、軟部肉腫(STS)の化学療法を受けた男性では、約60.3%に「疑わしい不妊」が確認されたという報告もあり、化学療法が生殖能力に及ぼす影響の高さが示唆されています※。
このため、がん治療を受ける際には、治療開始前に将来の生殖能力温存について医療者と十分に話し合うことが極めて重要です。若年のがん患者さんへのカウンセリングで、性腺毒性や不妊リスクに対する意識を高めることは不可欠だと考えられています※。
しかし、無精子症と診断されたとしても、決して希望を失う必要はありません。現代の医療では、精子が確認されない原因を詳細に調べ、お一人おひとりの状態に合わせた方法で、妊娠の可能性を探る様々な選択肢が用意されています。
無精子症の種類
無精子症は、精液中に精子が全く確認できない状態ですが、その原因によって大きく「非閉塞性無精子症」と「閉塞性無精子症」の2つに分けられます。この分類は、その後の検査や治療方針を検討する上で極めて重要になります。
非閉塞性無精子症
非閉塞性無精子症は、精巣そのものに精子を作る機能(造精機能)の問題があり、精子をほとんど作れない、あるいは全く作れない状態を指します。精子形成に異常が生じているタイプです。
このタイプの無精子症には、以下のようなさまざまな原因が考えられます。
・遺伝的要因: 染色体や遺伝子の異常が、精子形成に影響を及ぼすことがあります。
・ホルモンバランスの乱れ: 精子形成を促すホルモンの分泌異常が原因となる場合です。
・精巣の発育不全: 過去の精巣炎や停留精巣(精巣が陰嚢に降りてこない状態)などが原因で、精巣が十分に発育せず、造精機能が低下しているケースです。
・がん治療の影響: 特に化学療法や放射線治療は、精巣の機能(性腺機能)に毒性(性腺毒性)を及ぼし、精子形成に影響を与える可能性があります。
例えば、軟部肉腫(STS)というがんの化学療法を受けた男性では、約60.3%に「疑わしい不妊」が確認されたという報告もあります。これは、化学療法が生殖能力に大きな影響を及ぼす可能性を示唆しています※。そのため、若年期にがん治療を受ける男性には、治療開始前に将来の生殖能力温存について医療者と十分に話し合うことが極めて重要だと考えられています※。
閉塞性無精子症
閉塞性無精子症は、精巣では精子が正常に作られているものの、精子が体外へ排出されるまでの「通り道」(精管など)が何らかの原因で詰まってしまい、精液中に出てこられない状態です。精子形成は問題なく行われているが、物理的な障害で精子が運ばれないタイプといえます。
精子の通り道が詰まる原因には、いくつかのパターンがあります。
・感染症: 過去に精巣上体炎などの感染症にかかったことによる精管の炎症や損傷が原因となることがあります。
・外傷: 事故や手術などによる精管への物理的な損傷です。
・先天性の異常: 生まれつき精管の一部が欠損しているなど、発達段階での異常によって通り道がないケースも存在します。
・過去の手術: 稀なケースですが、男性不妊治療以外の目的で行われた手術(例:精管切除術)が原因で、精子の通り道が閉塞してしまうこともあります。
このように、2種類の無精子症では、その根本的な原因が大きく異なります。そのため、適切な診断を受けることが、お一人おひとりに合った治療方針を決める上で極めて重要です。
無精子症の原因
無精子症の原因は多岐にわたり、精子ができる過程のどこに問題があるかによって、大きく3つのタイプに分けられます。この原因を深く理解することは、適切な検査や治療方針を立てる上で非常に重要です。
精子をつくる機能に問題がある場合(造精機能障害)
このタイプは、精巣そのものが精子をつくる機能(造精機能)に異常がある状態です。無精子症の中でも最も多く見られます。
原因は、生まれつきの要因と、生活の中で発生する後天的な要因に分けられます。
先天性の要因
・染色体異常: クラインフェルター症候群のように、遺伝情報をつかさどる染色体に生まれつき異常があると、精子形成が阻害されることがあります。
・遺伝子異常: 精子をつくるために必要な特定の遺伝子に異常がある場合も、その形成に影響を及ぼします。
・停留精巣: 胎児期に精巣が陰嚢(いんのう)に降りてこず、お腹の中や鼠径部(そけいぶ)に留まっていると、精巣が高温にさらされ続けるため、精子をつくる機能がうまく働かないことがあります。
後天性の要因
・精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう): 精巣の周りにある血管がこぶのように拡張する状態です。精巣の温度が上昇したり、血流が悪くなったりすることで、精子の形成に悪影響を与えると考えられています。
・精巣炎: おたふく風邪(流行性耳下腺炎)などのウイルス感染によって精巣に炎症が起きると、精子をつくる細胞が破壊され、機能が低下する可能性があります。
・薬剤や治療の影響: がん治療で用いられる化学療法や放射線治療は、精巣の細胞にダメージを与え、精子をつくる機能を低下させることが知られています。特に化学療法においては、精子形成機能への毒性(性腺毒性)が指摘されており、将来の不妊リスクを高める要因となりえます※。
・例えば、軟部肉腫(STS)というがんの化学療法を受けた男性の約60.3%に「疑わしい不妊」、つまり精子をつくる能力が低下している状態が確認されたという報告もあります※。これは、化学療法が生殖能力に大きな影響を及ぼす可能性を示唆しているといえるでしょう。
・しかし、がん治療における性腺毒性については、まだデータが十分に集まっていないため、特に軟部肉腫の患者さんにおいては、生殖能力温存に関する推奨が困難であるという現状も指摘されています※。
・そのため、若年のがん患者さんへのカウンセリングでは、性腺毒性や不妊リスクに対する意識を高めることが重要だと考えられています※。患者さんが将来の生殖能力の温存について、治療開始前に医療者と十分に話し合うことが極めて大切です。
・生活習慣: 過度な喫煙や飲酒、ストレス、肥満なども、精子形成に悪影響を及ぼす可能性があるといえます。
・原因不明: 検査を行っても、特定の原因が見つからないケースも少なくありません。
精子の通り道に問題がある場合(精路通過障害)
このタイプは、精巣では精子が正常につくられているにもかかわらず、精子が体外へ排出されるまでの「通り道」(精路)が塞がれてしまう状態です。
具体的な原因としては、次のものが挙げられます。
・先天性の要因: 生まれつき精管の一部が欠損しているなど、精子の通り道に異常があるケースです。
・後天性の要因:
・感染症や炎症: 過去に性感染症や精巣上体炎(精巣の上の副睾丸の炎症)などにかかったことで、精路が炎症を起こし、詰まってしまうことがあります。
・手術や外傷: 鼠径ヘルニアの手術や精巣の手術、あるいは事故などによる外傷で、精路が損傷したり閉塞したりすることもあります。
・精管切除術: 避妊目的で行われる精管を結ぶ手術の後には、精子の通り道が意図的に遮断されるため、無精子症となります。
ホルモン分泌に問題がある場合(内分泌異常)
精子をつくる機能は、脳からのホルモン分泌によってコントロールされています。このタイプは、そのホルモン分泌に異常がある状態です。
具体的には、精子形成を促すホルモン(性腺刺激ホルモン)が、脳下垂体や視床下部といった脳の部位から十分に分泌されないと、精巣がうまく機能せず、精子がつくられなくなります。この原因は、比較的稀なケースとされています。
これらの原因は、一つだけでなく複数組み合わさっている可能性もあります。どのタイプに当てはまるかを詳しく調べることで、お一人おひとりに合った今後の治療方針が見えてくるでしょう。
無精子症の症状
無精子症は、ご自身で気づく症状が、残念ながらほとんどありません。精液検査で精子が全く確認できない状態を指し、痛みや排尿に関する不快感といった身体的な変化が伴わないためです。そのため、多くの場合、お子さんを希望され、不妊治療のために医療機関を受診された際に、精液検査で初めて無精子症であることがわかるという経緯をたどります。この診断は、ご夫婦にとって深く、つらい悩みとなることも少なくありません。
しかし、無精子症の原因によっては、身体所見として特定の兆候が見られることもあります。たとえば、精巣の萎縮や精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)など、原因疾患に由来する所見が見つかるケースです。これらが原因で何らかの症状を感じることも、稀ながらあるといえるでしょう。
特に、がん治療、中でも化学療法を受けた男性の場合には、治療薬の性腺毒性(精子を作る機能に悪影響を与えること)によって不妊、ひいては無精子症のリスクが高まることが報告されています。実際に、軟部肉腫(STS)の化学療法を受けた男性では、63人中38人(約60.3%)に「疑わしい不妊」が確認されたという報告があります※。この「疑わしい不妊」には、無精子症も含まれると定義されています※。このデータは、化学療法が生殖能力に大きな影響を及ぼす可能性を示唆しているといえます。
若年でがん治療を受けられる方が、将来お子さんを希望される場合に備え、治療開始前に生殖能力温存に関するカウンセリングを受け、選択肢について医療者と十分に話し合うことは非常に大切です。性腺毒性に関するデータはまだ限られているものの、若年のがん患者さんへのカウンセリングで、不妊リスクに対する意識を高めることは不可欠だと考えられています※。
無精子症の検査・診断
無精子症の検査と診断は、精液中に精子が確認できない根本的な原因を特定し、お一人おひとりに最適な治療法を見つけるための、最初の、そして最も重要なプロセスです。この診断は、丁寧な問診から始まり、段階的にいくつかの専門的な検査を進めることで、その全容が明らかになります。精子がいないという事実は変わりませんが、「なぜいないのか」を知ることが、次のステップへの鍵を握ります。
検査の主な流れ
無精子症の診断を確定し、そのタイプ(非閉塞性か閉塞性か、ホルモン異常かなど)を正確に判断するために、主に次の検査が段階的に実施されます。
1. 問診と身体診察
問診では、これまでの病歴、日々の生活習慣、性機能に関する情報、そしてご家族の病歴などについて、詳しくお話を伺います。特に、過去にがんの治療、中でも化学療法や放射線治療を受けられた経験があるかどうかは、不妊の原因を探る上で非常に重要な情報となります。
たとえば、軟部肉腫(STS)というがんの化学療法を受けた男性では、約60.3%に「疑わしい不妊」が確認されたという報告があります※。この「疑わしい不妊」には、精子が全く見つからない無精子症も含まれます※。これは、化学療法が精子をつくる機能(性腺機能)に悪影響を及ぼす「性腺毒性」を持つ可能性を示唆しているといえます※。
若年のがん患者さんへのカウンセリングでは、将来の不妊リスクや性腺毒性に対する意識を高めることが不可欠です※。そのため、治療開始前に生殖能力温存について医療者と十分に話し合うことが極めて大切であると私たちは考えています※。しかし、性腺毒性に関するデータが限られているため、特に軟部肉腫患者さんに対する生殖能力温存の具体的な推奨は、まだ難しい現状もあります※。
身体診察では、陰嚢(いんのう)の触診などを通して、精巣や精巣上体(せいそうじょうたい:精巣の隣にある精子の貯蔵・成熟に関わる器官)の大きさ、硬さ、異常な腫れがないかなどを確認します。
2. 精液検査
精液検査は、無精子症の診断において最も基本的で、かつ決定的な検査です。採取した精液を顕微鏡で詳細に調べ、精子の有無やその状態を確認します。
ただし、一度の検査で精子が全く見られなかったとしても、すぐに無精子症と判断することはありません。精子の産生は体調などによって変動することがあるため、正確な診断のためには、期間を空けて複数回(通常2〜3回)の検査を行うのが一般的です。
3. 血液検査
血液検査では、採血によって次の項目を詳しく調べます。
・ホルモン検査: 精子形成を促す男性ホルモン(テストステロン)や性腺刺激ホルモン(FSH、LHなど)の血中濃度を測定します。これらのホルモンバランスに異常が見られる場合、精巣の機能そのものに問題がある可能性や、脳からの指令が適切に伝わっていない可能性が示唆されます。これにより、精子を作る機能に原因があるのか、それとも精子の通り道に問題があるのかを見分ける手がかりとなることがあります。
・染色体検査・遺伝子検査: 無精子症の原因が、生まれつきの染色体異常(例:クラインフェルター症候群など)や、精子形成に必要な特定の遺伝子の異常によるものかを確認します。特にY染色体の一部が欠けている「Y染色体微小欠失」などは、精子形成不全の重要な原因の一つとして知られています。
4. 超音波検査(エコー検査)
超音波検査は、超音波を使って陰嚢の中にある精巣、精巣上体、そして精子の通り道となる精管などの状態を画像で確認する検査です。この検査によって、以下のような情報を得ることができます。
・精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)の有無: 精巣の周りの血管が拡張し、こぶのようになっている状態です。これが精巣の温度上昇や血流悪化を引き起こし、精子形成に悪影響を及ぼすことがあります。
・精路(せいろ)の閉塞: 精管が詰まっていないか、腫瘤(しゅりゅう)や炎症の痕跡がないかを確認します。
・精巣の大きさや構造の異常: 精巣の発育不全や、内部に嚢胞(のうほう:液体が溜まった袋)や腫瘍がないかなどを確認します。
5. 精巣生検(せいそうせいけん)
上記の検査で無精子症の原因がまだ特定できない場合や、閉塞性無精子症と非閉塞性無精子症の最終的な鑑別が必要な場合に、精巣生検が行われます。この検査では、局所麻酔の後、精巣の一部を小さな組織片として採取し、顕微鏡で精子形成の状態を詳しく調べます。
精巣生検によって、精巣内で実際に精子が作られているのかどうか、もし作られているのであれば、その精子形成がどの段階まで進んでいるのかを確認できるため、その後の治療方針、特に精子を回収して体外受精を行う可能性を探る上で極めて重要な情報が得られることがあります。
これらの多角的な検査結果を総合的に評価することで、無精子症がどのタイプに属し、何が原因で精子が見つからないのかを特定していきます。正確な診断こそが、お一人おひとりに適した治療戦略を立てるための、揺るぎない土台となるのです。
無精子症の治療
無精子症の治療は、原因や患者さんの状態、将来の希望によって多岐にわたります。主な目的は、精子を確保して妊娠を目指すこと、あるいは将来のために生殖能力を温存することです。
無精子症と診断された場合、大きく分けて次の3つのアプローチが検討されます。
・原因に対する治療:無精子症の原因となっている病気や状態そのものを改善する治療
・精子を採取する治療:精巣から直接精子を採取し、生殖補助医療で妊娠を目指す治療
・将来のための温存治療:精子を凍結保存し、将来の妊娠に備える治療
原因に対する治療
無精子症の原因が特定できる場合は、その原因に応じた治療法が行われます。
・ホルモン異常の場合
・脳から分泌されるホルモンに異常があり精子が作られないときは、ホルモン補充療法が行われることがあります。ホルモン剤を服用することで、精子形成(精子をつくること)が促される可能性があるためです。
・精子の通り道が詰まっている場合(精路閉塞)
・精子の通り道が詰まっている「閉塞性無精子症」では、手術で詰まった部分を解消し、精子の通過を可能にすることが検討されます。手術によって精路(精子の通り道)が再び開通すれば、自然妊娠につながる可能性も生まれるためです。
・がん治療を受けた場合
・がん治療、特に化学療法は、思春期前後の男性において不妊(子どもができにくい状態)リスクを高めることが指摘されています※。
・軟部肉腫(STS)の化学療法を受けた男性の約60.3%に「疑わしい不妊」が確認されたという報告もあり、化学療法が精子形成機能(精子をつくる能力)に悪影響を及ぼす「性腺毒性(せいせんどくせい)」を持つ可能性が示唆されています※。
・この「疑わしい不妊」には、精子が全く見つからない無精子症や、精子の数が少ない乏精子症も含まれています※。
・このような背景から、がん治療による精子形成機能への影響を考慮し、専門医と治療方針を慎重に話し合うことが重要です。
精子を採取する治療(生殖補助医療)
精子が全く作られていない場合や、精子の通り道が塞がって解消できない場合でも、精巣の中にわずかながら精子が存在していることがあります。この場合、精巣から直接精子を採取し、生殖補助医療によって妊娠を目指す治療が行われます。
主な治療法は次のとおりです。
・精巣内精子採取術(TESE:Testicular Sperm Extraction)
・精巣の一部を採取し、その組織の中から精子を探し出す手術です。採取された精子は、顕微授精(ICSI:Intracytoplasmic Sperm Injection)という方法で受精させます。顕微授精では、1つの卵子に1つの精子を直接注入することで受精を促します。
・顕微鏡下精巣内精子採取術(micro-TESE)
・顕微鏡を使って精巣内の精子が存在する可能性が高い部位を特定し、より効率的かつ負担を少なく精子を採取する手術です。この方法は、非閉塞性無精子症の患者さんにおいて精子が見つかる確率を高めることが期待されています。
これらの治療は専門的な医療機関で行われ、精子が採取できたとしても、必ず妊娠につながるわけではありません。しかし、お子さんを授かる可能性を広げる大切な選択肢となります。
将来のための温存治療
がん治療などによって将来的に精子形成機能(精子をつくる能力)が損なわれる可能性がある場合、治療開始前に精子を凍結保存する「生殖能力温存」が重要な選択肢です。
・精子凍結保存
・精子を採取し、液体窒素の中で凍結して長期保存する方法です。
・特に、がん治療や骨髄移植など、精子をつくる能力に悪影響を及ぼす「性腺毒性」のある治療を受ける前には、生殖能力温存に関するカウンセリングを受け、精子凍結保存などの対策を検討することが非常に重要だとされています※。
・若年のがん患者さんへのカウンセリングでは、将来の不妊リスクや性腺毒性に対する意識を高めることが不可欠と考えられています※。
・しかし、多くの国で生殖能力温存の選択肢は提供されているものの、性腺毒性に関するデータが限られているため、特に軟部肉腫(STS)の患者さんに対する具体的な推奨は、まだ難しい現状があることも理解しておく必要があります※。
・これにより、将来お子さんを望む際に、凍結保存された精子を使って生殖補助医療を行うことが可能になります。
無精子症の治療は、患者さんご自身の状況や希望、パートナーの方との話し合いを通じて、最適な方法を選択することが大切です。まずは専門の医療機関を受診し、ご自身の状態を正確に把握することから始めましょう。










