網脈絡膜炎

視界のぼやけや飛蚊症、目の奥の痛みなど、見え方の異変に不安を感じていませんか?眼の奥にある網膜と脈絡膜に炎症が生じる網脈絡膜炎は、放置すると視力低下や失明にもつながる可能性がある病気です。新生児のトキソプラズマ症による網脈絡膜炎の発症リスクは10~30%とも報告されており、早期の発見と適切なケアが重要とされています。

この記事では、網脈絡膜炎の概要や原因、症状から、多角的な診断方法、治療の選択肢までを専門医の知見に基づき、詳しく解説します。

この記事を読むことで、ご自身の目の状態を正しく理解し、視力を守るための適切な一歩を踏み出すきっかけとなるでしょう。

網脈絡膜炎の概要

網脈絡膜炎は、眼の奥にある網膜(もうまく)と脈絡膜(みゃくらくまく)という、ものを見るために欠かせない二つの重要な組織に炎症が生じる病気です。網膜は眼に入った光の情報を電気信号に変換し、視神経を通して脳に伝える役割を担っています。一方、脈絡膜はその網膜に栄養を供給する大切な組織です。これら両方の組織に炎症が起こると、視力に深刻な影響を及ぼす可能性があり、視力の低下や、場合によっては失明につながるおそれもあります。※

この病態は、主に網膜のみに炎症が起こる「網膜炎」と、脈絡膜まで炎症が広がる「網脈絡膜炎」として区別されることがあります。脈絡膜にまで炎症が及ぶことで、病状がより複雑になるケースも存在します。※

網脈絡膜炎の原因は多岐にわたりますが、主に以下の要素が挙げられます。

・感染症:

・ウイルス(単純ヘルペスウイルス5型、サイトメガロウイルスなど)

・細菌

・寄生虫(トキソプラズマなど)

・真菌(カンジダなど)

これらの病原体が眼に感染することで炎症を引き起こすことがあります。※

・全身の炎症性疾患・自己免疫疾患:

・身体全体の免疫システムに異常が生じることで、網脈絡膜炎が発症するケースがあります。ベーチェット病などの自己免疫疾患の症状の一つとして現れることも珍しくありません。場合によっては、網膜炎が自己免疫疾患の唯一の症状として現れることもあります。※

・アレルギー反応:

・特定の物質に対する過敏な免疫反応が炎症を引き起こす可能性も指摘されています。※

この病気は、個人の状態によってその後の経過(予後)が異なります。具体的には、患者さんの年齢や病変が眼のどの部位に生じたか、免疫の状態などが影響するとされています。※

網脈絡膜炎は、視力低下のリスクを伴うため、原因を特定し、早期に適切な治療を開始することが何よりも大切です。特に注意が必要なケースとして、以下の状態が挙げられます。

・免疫力が低下している方

・妊娠中や出産時の母体感染があった方

・風土病が流行している地域への渡航歴がある方

・心臓弁、消化器、尿路などの感染症がある方

・静脈内薬物使用者の方

※

視力の低下を防ぎ、場合によってはもう一方の眼の健康を守るためにも、原因に応じたきめ細やかな治療戦略が必要となります。※

網脈絡膜炎の種類

網脈絡膜炎の分類は、これまで単なる見た目によるものから、病気が起こるメカニズム(病態生理)に基づいたものへと大きく変化しています。この変更は、網脈絡膜炎の診断と治療をより正確に進める上で欠かせないものです。

かつて、眼底に白い斑点が見える一群の病気は「ホワイトドット症候群(WDS)」と総称されていました。しかし、この分類は眼底の見た目という共通点だけでまとめられており、それぞれの病気の仕組みや、炎症が起きる場所が大きく異なっていたため、学術的には不適切であると指摘されていました。この「非科学的な前提」に基づく名称が長年使われてきた経緯を問い直し、より正確な病態理解が求められた結果、分類の見直しが進んでいます※。

現在の網脈絡膜炎は、主に病気のメカニズムと、炎症が起こる主要な部位によって、大きく次の二つのグループに分けられます※。

1. 脈絡膜毛細血管の血流障害が主な原因となるタイプ

眼の奥にある脈絡膜の最も外側、網膜に栄養を供給する「脈絡膜毛細血管板(みゃくらくまくもうさいけっかんばん)」への血流が悪くなることで炎症が生じます。

このタイプに含まれる主な疾患は次のとおりです。

・MEWDS(多発性一過性白色点状網膜症)

・APMPPE(急性後部多発性板状色素上皮症)

・MFC(多巣性脈絡膜炎)

・匐行性脈絡膜炎

近年、これらの疾患は「原発性炎症性脈絡毛細血管症(PICCPs)」として再分類される動きがあります。これは、眼底自発蛍光、インドシアニングリーン蛍光造影、OCT(光干渉断層計)、OCTアンギオグラフィーといった「マルチモーダルイメージング」と呼ばれる詳細な検査技術が進歩したためです。これらの技術により、脈絡膜毛細血管の炎症という共通のメカニズムが明らかになり、疾患スペクトラムの再定義が可能になりました※。

病気のメカニズムに基づいたこの新しい分類は、診断の精度を高めるだけでなく、虚血性障害(血流不足による組織の損傷)の評価や、患者さん一人ひとりに合った治療方針を決める上で極めて重要な意味を持つのです※。

2. 脈絡膜の組織自体に炎症が広がるタイプ

脈絡膜を構成する「実質(じっしつ)組織」に、炎症を引き起こす細胞(炎症性浸潤)が直接入り込むことで病気が進行します。

このタイプに含まれる主な疾患は次のとおりです。

・BRC(バードショット網脈絡膜症)

・VKH病(フォークト・小柳・原田病)

・交感性眼炎

このように、病態生理に基づいた分類への移行は、網脈絡膜炎のより正確な診断と、個々の患者さんに最適な治療方針を選択するために重要です※。

網脈絡膜炎の原因

ものを見るために大切な網膜と脈絡膜に炎症が起こる網脈絡膜炎。その原因はさまざまですが、大きくは「感染」によるものと、「感染以外」によるものに分けられます。ご自身の原因を知ることは、適切な治療へつながる第一歩です。

感染によるもの

網膜と脈絡膜は、どちらも血管が豊富な組織です。そのため、体の他の場所で感染した病原体が血液の流れに乗って眼まで運ばれ、炎症を引き起こすことがあります。

網脈絡膜炎の原因となる主な病原体は、次のとおりです。

・ウイルス

単純ヘルペスウイルス5型や、サイトメガロウイルス(CMV)などが挙げられます。サイトメガロウイルス感染症は、特に妊娠中の母親が感染した場合、胎盤を介して胎児にも感染(経胎盤感染)し、胎児の網脈絡膜炎を引き起こす可能性もあります。※

・原虫

トキソプラズマなどの原虫感染が原因となることがあります。新生児期にトキソプラズマ症による網脈絡膜炎を発症するリスクは10〜30%程度と報告されており、妊娠中の予防が重要です。妊婦の方は、衛生管理や感染源への曝露(例:生肉の摂取や猫の糞の処理など)を避けるための注意を心がけましょう。※

・細菌や真菌

カンジダなどの真菌や、特定の細菌が眼に感染することで炎症が生じることもあります。※

感染以外の原因(炎症性疾患など)

感染以外にも、体の免疫システムに異常が生じることで、網脈絡膜炎が引き起こされるケースがあります。これは、本来は自分の体を守るはずの免疫が、誤って自分の眼の組織を攻撃してしまう「自己免疫疾患」と呼ばれる状態です。

例えば、ベーチェット病のような自己免疫疾患が網脈絡膜炎の原因となることがあります。※ 時に、網脈絡膜炎が全身の自己免疫疾患の唯一の症状として現れることもあり、眼の炎症から全身の病気が見つかるきっかけになることも考えられます。※ また、特定の物質に対する過敏な免疫反応、つまりアレルギー反応が炎症の原因となる可能性も指摘されています。※

発症のリスクを高める要因

網脈絡膜炎の発症には、以下のような複数の要因が関係していることがわかっています。

・免疫力の低下

病気や特定の薬剤(免疫抑制剤など)によって免疫機能が弱まっている状態(免疫不全)では、通常なら問題ないような病原体でも感染症を引き起こしやすいため、網脈絡膜炎の発症リスクが高まる可能性があります。※

・感染症の既往(特に妊娠中の経胎盤感染)

妊娠中の母体が特定の病原体に感染すると、胎盤を介して胎児に病原体が伝わる「経胎盤感染」が起こる場合があります。例えば、サイトメガロウイルスやトキソプラズマへの感染は、胎児の網脈絡膜炎につながることがあります。新生児の多くは感染時に症状がない場合でも、将来的に網脈絡膜炎を発症するリスクがあるため注意が必要です。※、※

・特定の感染症が流行している地域への渡航歴

風土病として特定の感染症が流行している地域へ旅行や滞在をした経験があると、その病原体に感染し、網脈絡膜炎を発症するリスクが高まる可能性があります。※

・全身の感染症の存在や特定の生活習慣

心臓弁、消化器、尿路など、全身の他の部位に感染症がある場合や、静脈内薬物を使用している方でも、網膜や脈絡膜に炎症が起こる可能性があります。これは、病原体が血液に乗って全身を巡ることで眼に到達するためと考えられます。※

このように網脈絡膜炎の原因は多岐にわたるため、原因を特定するためには、眼科での詳しい検査が欠かせません。ご自身の状態を正しく把握することが、適切な治療への第一歩となります。

網脈絡膜炎の症状

網脈絡膜炎の症状は、ものを見る機能に直結する網膜と、その網膜に栄養を供給する脈絡膜に炎症が起こるため、視力の低下をはじめとしたさまざまな目の不調として現れます。この病気では、眼の後部に位置し視覚情報を電気信号に変える網膜の働きが妨げられることで、見え方に多様な変化が生じます。※

具体的な症状は、以下のとおりです。

・視力低下: 物がぼやけて見えたり、全体的に暗く感じたりすることがあります。これは、網膜の機能が低下することで、光の情報を正確に脳へ伝えられなくなるためです。

・飛蚊症(ひぶんしょう): 目の前に小さな虫や糸くずのようなものが飛んでいるように見えます。炎症によって眼球内の硝子体(しょうしたい)に濁りが生じ、それが影となって見える現象です。

・ゆがみ: 直線がゆがんで見えたり、物の形がいびつに見えたりすることがあります。これは、網膜にむくみや変形が起こることで、像を正しく捉えられなくなるためです。

・視野欠損: 視野の一部が欠けて見えたり、暗くなったりします。炎症が網膜の一部を損傷することで、その部分の視覚情報が失われるために起こります。

・かすみ目: 霧がかかったように、全体的にぼんやりと見えます。網膜や硝子体の炎症が広範囲に及ぶことで、光の透過性が悪くなることが原因と考えられます。

・光視症(こうししょう): 存在しない光が見えたり、チカチカとした光を感じたりすることがあります。炎症によって網膜が刺激されることで、光を感じる細胞が誤作動を起こすために生じる症状です。

・目の痛みや充血: 炎症が強い場合、目の奥に痛みを感じたり、白目が赤くなったりすることもあります。これは、眼全体の炎症反応の一部として現れることがあります。

これらの症状の現れ方やその後の経過(予後)は、患者さんの年齢や、眼のどの部位に病変が生じたか、そして免疫の状態などによって個人差が大きいといえます。※ 例えば、網膜のみに炎症が限局している場合と、脈絡膜にまで炎症が及んでいる網脈絡膜炎、あるいは脈絡膜が主病変の脈絡網膜炎では、症状の重さや進行の仕方が異なることがあります。※

もしこのような症状に気づいた場合は、単なる疲れ目と自己判断せずに、できるだけ早く眼科を受診することが重要です。特に、急激な視力低下や視野の変化は、早期治療が必要な緊急性の高いサインである可能性があります。視力の低下を防ぎ、場合によってはもう一方の眼の健康を守るためにも、原因に応じた適切な治療を早期に開始することが何よりも大切になります。※

網脈絡膜炎の検査・診断

網脈絡膜炎の診断では、患者さんの状態を正確に把握するため、多角的な評価が欠かせません。この病気の診断は、眼科専門医が患者さんの自覚症状を詳しく聞き取り、詳細な眼底検査を行うことから始まります。特に重要なのは、他の病気と区別するための「鑑別診断」です。網脈絡膜炎とよく似た症状を示す疾患も存在するため、正確な見極めが治療の成否を分けるといえるでしょう。

診断の鍵となる「マルチモーダルイメージング」

近年、網脈絡膜炎の診断精度を飛躍的に向上させているのが、「マルチモーダルイメージング」と呼ばれる多角的な画像診断です。これは複数の検査機器を組み合わせることで、眼の奥の非常に複雑な構造や病変の状態を立体的に、かつ詳細に把握することを可能にします。

具体的な検査内容は次のとおりです。

・眼底検査: 医師が直接眼の奥を観察し、病変の有無や広がりを確認します。

・眼底自発蛍光(FAF): 網膜色素上皮の機能状態を評価し、病変の活動性や慢性化の程度を把握するのに役立ちます。

・インドシアニングリーン蛍光造影(ICG): 網膜の奥にある脈絡膜の血管の状態を詳しく調べます。特に、脈絡膜の血流障害や炎症を捉えるのに有効な検査です。

・光干渉断層計(OCT): 網膜の断層画像を詳細に撮影し、浮腫(むくみ)や網膜下液の有無、網膜構造の変化をミリ単位で評価できる検査です。

・光干渉断層血管撮影(OCTA): 造影剤を使うことなく、網膜や脈絡膜の血管の状態を立体的に観察できます。これにより、血管の異常や血流不足といった虚血性障害(血流不足による組織の損傷)を詳細に評価することが可能です。

これらのマルチモーダルイメージングの進歩により、以前は眼底の見た目だけで「白色点状網脈絡膜症候群(WDS)」としてひとまとめにされていた疾患の一部が、実は脈絡膜の毛細血管に炎症が起きているという共通のメカニズムを持つ「原発性炎症性脈絡毛細血管症(PICCPs)」であることがわかってきました※。この病気のメカニズムに基づいた再分類は、診断の精度を高めるだけでなく、患者さん一人ひとりに合った治療方針を決める上で極めて重要な意味を持つとされています※。

模倣疾患の見極めが運命を分ける

網脈絡膜炎の診断において特に注意が必要なのが、他の疾患が網脈絡膜炎と酷似した所見を呈する「模倣疾患」の存在です※。これらは「非感染性後部ぶどう膜炎」と見た目が非常によく似ていますが、その原因や治療法は全く異なります。模倣疾患を見逃してしまうと、適切な治療が遅れ、患者さんのその後の経過(予後)を大きく左右する可能性もあるため、非常に重要なポイントです。

網脈絡膜炎と区別すべき主な模倣疾患には、以下のものが挙げられます。

・感染症:

・結核

・梅毒

・西ナイルウイルス感染症

これらの感染症は、後部ぶどう膜炎と似た眼病変を引き起こすことがあります。

・腫瘍性疾患:

・硝子体網膜リンパ腫など

眼の中に悪性の細胞が増殖することで、炎症と見分けにくい症状が出ることがあります。

このような模倣疾患は、単なる「よく似た病気」というだけでなく、診断基準に当てはまらない「グレーゾーン」の症例や、非典型的な経過をたどる亜型なども存在し、その鑑別は非常に複雑で難しいものです※。そのため、網膜専門医による経験と、上述したマルチモーダルイメージングを駆使した多角的なアプローチが不可欠とされています※。

最終的な診断は、これらの多岐にわたる検査結果と、経験豊富な専門医による総合的な判断に基づいて行われます。気になる症状がある場合は、できるだけ早く眼科を受診し、専門医に相談することが、適切な治療への第一歩となるでしょう。

網脈絡膜炎の治療

網脈絡膜炎の治療は、炎症を抑え、視力を守ることを主な目標とし、原因や病状に合わせて多角的に進められます。網膜と脈絡膜は、どちらも視覚に不可欠な組織です。これらの組織に炎症が起きると、視力低下にとどまらず、放置すれば失明に至る可能性もあるため、早期かつ適切な治療が非常に重要です。

治療の目標と、特に注意すべきケース

この病気の治療の第一の目標は、眼の炎症を鎮め、これ以上視機能が損なわれるのを防ぐことです。しかし、単に炎症を抑えるだけでなく、再発を防ぎ、患者さんの生活の質(QOL)を維持することも重要な課題となります。

特に注意が必要なのは、トキソプラズマ症などの感染症が原因で網脈絡膜炎を発症するケースです。例えば、先天性トキソプラズマ症の場合、出生時には目立った症状がなくても、将来的に網脈絡膜炎を発症するリスクが10〜30%あると報告されています※。また、サイトメガロウイルス(CMV)感染によるものでは、感音性難聴のリスクも指摘されており、感染した新生児の最大60%に長期的な神経認知後遺症が認められる可能性もあります※。これらのケースでは、単に眼の症状だけでなく、全身への影響を考慮した治療戦略が求められます。妊婦の方々にとっては、感染リスクを減らすための衛生教育や曝露予防が、赤ちゃんを守る上で最も重要な予防策となります※。

主な治療法

網脈絡膜炎の治療は、病気の原因や炎症の程度、病変の場所によって一人ひとりに最適な方法が選択されます。

一般的に行われる主な治療法は、次のとおりです。

・薬物療法

・ステロイド:炎症を強力に抑えるために用いられる薬です。点眼薬、内服薬、または眼の周囲や内部への注射として投与されることがあります。症状が強い場合や、広範囲に炎症が及んでいる場合に選択される薬です。

・免疫抑制剤:ステロイドの使用量を減らしたい場合や、ステロイドだけでは十分な効果が得られない場合、あるいは長期的な治療が必要な場合に用いられます。体の免疫反応を調整することで、炎症の再発を抑えることを目指します。

・抗感染症薬:細菌、ウイルス、真菌、原虫などの感染が原因である場合は、その病原体に特化した薬剤が使われます。例えば、トキソプラズマ症が原因の網脈絡膜炎には、サルファ剤とピリメタミンを組み合わせた抗原虫薬などが用いられます。妊婦が感染症に罹患した場合、適切な抗感染症治療を行うことで、胎児への感染リスクを軽減できるだけでなく、すでに感染した症候性新生児の治療により、その後の予後を改善できる可能性も指摘されています※。

・レーザー治療

炎症が限られた範囲にある場合や、炎症によって異常な血管(新生血管)が発生している場合に、レーザーでそれらを凝固させることで、病気の進行を食い止めたり、合併症を防いだりする目的で行われることがあります。

・手術

網膜剥離や硝子体出血、網膜の組織が破壊されて穴が開く網膜裂孔(もうまくれっこう)など、重篤な合併症が生じた際には、視機能を守るために外科手術が必要となることがあります。

治療継続の重要性

網脈絡膜炎の治療は、短期間で終わるものではなく、長期にわたる継続的な管理が必要です。症状が改善したからといって、自己判断で薬の服用を中断したり、通院をやめてしまったりすると、病気が再燃したり、さらに悪化したりするおそれがあります。医師の指示に従い、定期的な診察をきちんと受けることが、病状の変化を正確に把握し、必要に応じて治療計画を柔軟に調整していく上で不可欠です。これにより、視力の維持と再発の予防につながります。