百日咳
長引く咳が続き、ただの風邪ではないかと不安を感じていませんか。特に、身近に小さなお子さまがいる場合、病気の感染リスクについて心配されることもあるでしょう。
百日咳は、特徴的な激しい咳が長く続く呼吸器感染症で、乳幼児では重症化する可能性があります。近年、世界的に発生数が増加しており、例えばポーランドでは2022年に前年比104%増が報告されました。この記事では、百日咳の概要や原因、症状、そして大人も子どもも関係なく、ワクチン接種による予防がなぜ重要なのかを詳しく解説します。
百日咳に関する正しい知識を得ることで、ご自身や大切な家族、特に免疫力の低い乳幼児を守るための適切な行動を選択できるようになるでしょう。
百日咳の概要
百日咳は、百日咳菌という細菌が原因で起こる呼吸器感染症です。一度感染すると、特徴的な激しい咳が長く続き、特に免疫力の弱い乳幼児では重症化しやすい特徴があります。肺炎や脳症といった合併症を引き起こし、場合によっては命に関わることもあるため、十分な注意が必要です。
世界的に見ると、百日咳の発生数は近年増加傾向にあり、公衆衛生上の重要な課題となっています。例えば、ポーランドでは2022年の百日咳症例数が前年と比べて104%増加したことが報告されており、特に0~4歳児の発生率が最も高い傾向にあります。また、15歳以上の症例が全体の半数以上を占め、女性や都市部での発生率が高いことも指摘されています。※
この増加の背景には、COVID-19パンデミック終息後の社会活動の活発化や、マスク着用習慣の変化が影響している可能性も考えられます。※
百日咳は子どもだけの病気ではありません。成人でも感染することがあり、大人が感染しても咳で済むことが多いですが、気づかないうちに家庭内で赤ちゃんや小さな子どもに感染させてしまうケースも少なくありません。
百日咳の予防には、小児期の定期接種はもちろんのこと、大人への継続的なワクチン接種が非常に重要です。ワクチンによって得られる免疫は生涯続くわけではないため、成人では10年ごとの定期接種や、生まれてくる赤ちゃんを守るために妊娠中の女性への接種が有効とされています。※新たな感染の拡大を防ぐためには、地域全体で95%以上の高いワクチン接種率を維持することが求められています。※
百日咳の種類
百日咳の症状は、患者さんの年齢や免疫の状態によって現れ方が大きく異なる特徴があります。これは、百日咳菌に対して体がどのように反応し、防御力が人それぞれ違うためです。特に、過去のワクチン接種歴や感染経験が、症状の出方に大きく影響します。
百日咳は、主に以下の2つのタイプに分けられます。
・典型的な百日咳(非免疫者における百日咳)
・対象者: 予防接種を受けていない乳幼児や、これまで百日咳にかかった経験がない方に多く見られるタイプです。
・症状の特徴: 激しい発作性の咳が続き、息を吸い込む際に「ヒュー」という特徴的な音(レプリーゼ)がします。この咳は非常に長く続く傾向があります。
・注意点: 特に乳幼児では、呼吸が苦しくなったり、一時的に呼吸が止まる「無呼吸発作」を起こしたりして、重症化しやすい状況です。このような場合は、診断が比較的容易に進みます。
・非典型的な百日咳(免疫保持者における百日咳)
・対象者: 予防接種を受けたことがある方や、過去に百日咳にかかった経験がある方で、時間の経過とともに免疫力が低下した状態で再び感染した場合にみられるタイプです。
・症状の特徴: 咳は続きますが、典型的な激しい発作やレプリーゼはあまり現れません。そのため、単なる風邪や気管支炎と間違われてしまうケースが少なくありません。
・注意点: 診断が難しいことから、本人が百日咳だと気づかないうちに、家庭内の赤ちゃんや高齢者など、免疫力の低い人に感染を広げてしまうリスクがあります。
このような症状の違いの背景には、体内に百日咳に対する「抗体」があるかどうか、またその抗体の量が深く関係しています。抗体は、過去の感染やワクチン接種によって体内で作られ、百日咳菌から体を守る役割を担っています。
世界各地では、こうした抗体の保有状況が継続的に調査されており、百日咳の流行を理解するための重要な手がかりとなっています。例えば、中国で行われた大規模なシステマティックレビューとメタ解析の研究では、中国人口における百日咳毒素のIgG抗体(免疫反応を示すタンパク質の一種)保有率が詳しく調べられました※。この研究から得られた結果は、特定の地域での百日咳の流行状況を深く理解するのに役立つだけでなく、より効果的な予防策や、ワクチン接種の戦略を改善していく上で重要な情報を提供していると考えられています※。抗体保有率を詳細に把握することで、どの年齢層や地域でワクチン接種を強化すべきか、といった具体的な対策を立てることが可能になります。
百日咳の原因
百日咳は、強い感染力を持つ百日咳菌が呼吸器に感染することで発症します。この百日咳菌は主に人から人へと感染が広がり、特に咳やくしゃみで空気中に飛び散った飛沫を周りの人が吸い込む「飛沫感染」が主な経路となります。
百日咳の感染リスクを大きく左右するのは、ワクチン接種の状況です。特に、乳幼児や小さな子どもは、予防接種を受けていない、または接種が不十分であると重症化しやすい傾向にあります。
最新の研究では、ワクチンのためらいが乳幼児や子どもにおける百日咳のリスクを高めることが示されています。あるシステマティックレビューとメタアナリシス(複数の研究結果を統合して分析する手法)によると、百日咳にかかった乳幼児や子どもは、全てのワクチン接種に対してためらいがあったケースと関連性が認められています。具体的には、ワクチン接種にためらいがあった場合、百日咳にかかる危険性が約4倍(オッズ比=4.12)に増加すると報告されています※。
さらに、ワクチン接種の回数が不十分な子どもでは、そのリスクがより顕著になります。
4回以上の接種を受けていない子どもと、全ての接種を受けた子どもを比較した場合、百日咳にかかる危険性は約14倍(オッズ比=14.26)と、非常に高い数値が示されています※。このことから、必要な回数のワクチン接種を完了することが、感染リスクを大幅に下げる上で極めて重要であるといえます。
また、生後間もない乳幼児の百日咳リスクは、母親のワクチン接種状況にも深く関わっています。2〜3カ月の乳幼児では、母親がワクチン接種にためらいがあった場合に百日咳にかかる危険性が約6倍(オッズ比=6.02)に高まることが指摘されています。さらに、2カ月未満の乳幼児では約5倍(オッズ比=5.14)という結果も出ており、特に月齢の低い赤ちゃんは、母親のワクチン接種がためらわれることで、より感染リスクが高まる傾向にあります※。
一方で、幼少期のワクチン接種が一時的に遅れたからといって、それが常に百日咳の重大なリスク増加につながるわけではないとする見方も存在します※。しかし、乳幼児や子どもにおける母親および子どものワクチン有効性(病気の発生をどれだけ防げるかを示す指標)は、百日咳感染の軽減に高い効果があることが確認されています※。母親のワクチン接種時期がその有効性にほとんど影響を与えないという報告もあり、妊娠中の適切な時期に接種を受けることで、生まれてくる赤ちゃんを百日咳から守るための免疫を与えることができると考えられます※。
百日咳菌から身を守るためには、お子さまが適切な時期に予防接種を受けることはもちろん、抵抗力の弱い乳幼児を守るために、周囲の大人も接種を検討することが推奨されます。
百日咳の症状
百日咳の症状は、その特徴的な咳に集約されますが、患者さんの年齢や免疫の状態によって現れ方が大きく異なります。特に免疫力の低い乳幼児では、命に関わる重篤な状態に陥ることもあるため、症状を正確に把握し、早期の対応が重要です。
百日咳の症状は、一般的に次の3つの段階を経て進行します。
・カタル期(感染初期)
百日咳菌に感染してから、およそ7日から10日程度の潜伏期間を経て症状が現れ始めます。最初の1〜2週間は、軽い鼻水や咳、くしゃみ、微熱など、ごく一般的な風邪に似た症状が続くのが特徴です。そのため、この時期に百日咳と診断することは難しく、感染していることに気づかないまま、周囲の人に菌を広げてしまう感染力が非常に高い時期でもあります。
・痙咳期(咳の発作が激化)
カタル期の症状が治まらず、次第に咳が激しくなっていく段階です。百日咳の最も特徴的な症状がこの時期に現れます。顔を真っ赤にして息もできないほど連続して「コンコン」と激しく咳き込み、その後、息を吸い込む際に「ヒュー」という笛のような特徴的な音(吸気性笛声/きゅうきせいていせい)を伴う発作が何度も繰り返されます。特に夜間に症状が悪化しやすく、咳のしすぎで嘔吐を伴うことも少なくありません。この痙咳期は、患者さんによって個人差がありますが、2〜6週間、場合によっては数カ月もの長期間続くことがあります。
特に、ワクチン接種を受けていない乳幼児の場合、激しい咳発作によって一時的に呼吸が止まってしまう「無呼吸発作」を起こしたり、肺炎や脳症などの重篤な合併症を引き起こし、命に関わる事態に発展するリスクが高まります。
・回復期(症状が徐々に改善)
激しい咳の発作の頻度や重症度が少しずつ減り、症状が改善していく時期です。しかし、完全に咳がなくなるまでには、さらに数週間から数カ月を要することが多く、体力の消耗が著しいため、回復の途中で他の呼吸器感染症にかかりやすい傾向があります。
百日咳の症状は年齢やワクチン接種の有無によって異なるため、注意が必要です。例えば、ワクチン接種を受けていない乳幼児や子どもは重症化しやすく、そのリスクはワクチン接種をためらうと増加することが報告されています。ある研究では、百日咳にかかった乳幼児や子どもは、全てのワクチン接種に対してためらいがあった場合、そうでないケースと比較して、百日咳にかかる危険性が約4倍にも高まることが示されています※。
さらに、必要なワクチン接種を4回以上受けていない子どもでは、百日咳にかかる危険性が約14倍と、非常に高い数値が示されており、適切な回数の接種を完了することの重要性がわかります※。
乳幼児、特に生後間もない赤ちゃんの場合は、母親のワクチン接種状況も大きく影響します。生後2〜3カ月の乳幼児では、母親がワクチン接種にためらいがあった場合に百日咳にかかる危険性が約6倍に、また2カ月未満の乳幼児では約5倍に高まることが指摘されています※。これは、生まれてくる赤ちゃんを守るために、妊娠中の母親のワクチン接種が非常に有効であることを示唆しています。実際、母親のワクチン接種時期がその有効性にほとんど影響を与えないことも報告されており、適切な時期に接種を受けることで、赤ちゃんへの免疫移行が期待できます※。
一方、成人や思春期の年齢で百日咳に感染した場合、典型的な激しい咳が出ないことが多く、診断が難しいケースが少なくありません。症状が長引く咳だけで、単なる風邪や気管支炎と間違われがちです。しかし、そのような場合でも、気づかないうちに周囲の免疫力の低い人、特に赤ちゃんや高齢者に感染を広げてしまうリスクがあるため、長引く咳が続く場合は、百日咳を疑い、早めに医療機関を受診することが大切です。
百日咳の検査・診断
百日咳の診断は、その特徴的な咳の症状から疑うことが第一歩です。しかし、特に成人やワクチンを接種済みの場合は典型的な症状が出にくいこともあり、診断が難しいケースも少なくありません。そのため、問診で症状を詳しく確認するだけでなく、適切な検査を組み合わせることが正確な診断には欠かせません。
まずは問診と診察が重要
医療機関を受診した際は、まず医師が患者さんの症状について詳しくお伺いします。特に、百日咳の診断で重要な手がかりとなるのは、次のような点です。
・咳が長く続いているか:数週間以上にわたって咳が継続しているか。
・発作的な激しい咳か:一度始まると止まらないような、激しい咳き込みがあるか。
・特徴的な音の有無:息を吸い込むときに「ヒュー」という笛のような音がするか(吸気性笛声)。
・嘔吐を伴うか:咳のしすぎで吐いてしまうことがあるか。
これらの症状の現れ方は、患者さんの年齢やワクチン接種の有無によって大きく変わるため、医師は慎重に確認します。
予防接種歴が診断の大きな手がかりに
百日咳の診断において、患者さんやそのご家族の予防接種歴は非常に重要な情報です。特に乳幼児や子どもでは、ワクチンの接種状況が百日咳にかかるリスクと深く関連しているとわかっています。
ある研究では、百日咳にかかった乳幼児や子どもは、全ての接種に対するワクチンのためらいがあったケースと関連していると報告されました。具体的には、ワクチンの接種にためらいがあった場合、百日咳にかかる危険性はおよそ4倍(オッズ比=4.12)に増加すると指摘されています※。
さらに、必要なワクチン接種を4回以上受けていない子どもでは、その危険性がさらに高まります。全ての接種を完了した子どもと比較すると、百日咳にかかる危険性はおよそ14倍(オッズ比=14.26)という非常に高い数値が示されています※。
乳幼児の場合、母親のワクチン接種歴も診断の重要な情報です。生後2~3カ月の乳幼児では、母親がワクチン接種にためらいがあった場合に百日咳にかかる危険性がおよそ6倍(オッズ比=6.02)に、2カ月未満の乳幼児ではおよそ5倍(オッズ比=5.14)に高まると考えられています※。これらの情報も踏まえ、医師は百日咳の可能性を総合的に判断していきます。
百日咳の検査方法
問診と予防接種歴の確認に加えて、より正確な診断のために以下のような検査が行われます。
・菌培養検査
・内容: 鼻やのどの奥から綿棒で粘液を採取し、百日咳菌がいるかどうかを専用の培地で培養して特定する検査です。
・特徴: 菌が生きていることを確認できるため、確定診断に有効です。ただし、結果が出るまでに数日かかることがあります。
・PCR検査
・内容: 菌培養検査と同様に採取した検体から、百日咳菌の遺伝子(DNA)を検出する検査です。
・特徴: 菌が生きていなくても検出できるため、抗菌薬治療後でも陽性となる可能性があります。また、菌培養よりも比較的早く結果が得られるため、早期診断に役立つことが多くあります。
・血液検査(抗体検査)
・内容: 血液中に百日咳菌に対する抗体(免疫反応を示すタンパク質)があるか、その量がどれくらいかを調べる検査です。
・特徴: 感染してから抗体が体内で作られるまでに時間がかかるため、発症から数週間経った場合に有効です。特に、咳が長引いているが、初期の検査では菌が検出されなかった場合などに有用です。
これらの問診、予防接種歴、そして各種検査の結果を総合的に評価し、医師が百日咳の最終的な診断を下します。正確な診断は、適切な治療方針を決定し、感染の拡大を防ぐためにも重要です。
百日咳の治療
百日咳の治療は、主に百日咳菌を排除するための抗菌薬療法と、咳などのつらい症状を和らげる対症療法が基本です。加えて、最も効果的かつ重要なのが、感染を防ぐためのワクチン接種による予防と考えられています。特に、乳幼児や子どもでは、ワクチン接種の遅れやためらいが重症化のリスクを高めることがわかっており、適切な時期に接種を完了することが極めて重要です※。
百日咳の治療と予防は、大きく分けて以下の3つの柱で構成されます。
・抗菌薬療法
・対症療法
・ワクチン接種による予防
抗菌薬療法
百日咳と診断された場合、百日咳菌そのものを体から排除するために抗菌薬が処方されます。この抗菌薬は、特に発症初期の「カタル期」(風邪のような症状の時期)に服用を開始すると、症状の悪化を抑え、回復を早める効果が期待できます。
抗菌薬は百日咳菌の活動を抑えることで、菌の排出を減少させ、周囲への感染拡大を防ぐ役割も果たします。しかし、咳の発作が激しくなる「痙咳期」に入ってから抗菌薬を始めても、咳の症状そのものを短縮する効果は限定的になる場合があります。このため、百日咳が疑われる場合は、重症化を防ぎ、他者への感染リスクを低減するためにも、できるだけ早く医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが重要です。
対症療法
百日咳に特徴的な激しい咳やその他のつらい症状に対しては、対症療法が行われます。これは、直接百日咳菌を排除するのではなく、患者さんの苦痛を和らげ、体力の消耗を最小限に抑えることを目的とした治療です。
具体的な対症療法としては、以下のようなものがあります。
・咳止め薬: 咳の発作の頻度や強度を軽減し、患者さんの負担を和らげます。
・去痰薬: 痰を出しやすくすることで、気道を広げ、呼吸を楽にします。
・気管支拡張薬: 気管支を広げ、咳によって狭くなった気道を改善する場合があります。
・酸素吸入: 特に呼吸が苦しい乳幼児や重症患者に対して行われます。
・栄養・水分補給: 咳による嘔吐や食欲不振で体力が低下しないよう、十分な栄養と水分補給が大切です。
特に乳幼児では、激しい咳発作による無呼吸や肺炎、脳症といった重篤な合併症のリスクがあるため、症状に応じて入院して慎重な管理が必要になることもあります。
ワクチン接種による予防
百日咳の治療において最も効果的で、患者さん自身だけでなく家族や社会全体を守る上で重要なのが、ワクチン接種による予防です。ワクチンによって百日咳菌への免疫を獲得し、感染を防ぐ、あるいは感染しても重症化を防ぐことができます。
・乳幼児・子どもへのワクチン接種の重要性
乳幼児や子どもでは、ワクチン接種の時期が遅れたり、接種をためらったりすることが、百日咳にかかるリスクを大幅に高めることがわかっています。例えば、全てのワクチン接種に対してためらいがあった乳幼児や子どもは、百日咳にかかる危険性がおよそ4倍に増加するという報告があります※。
さらに、必要なワクチン接種を4回以上受けていない子どもは、全ての接種を完了した子どもと比較して、百日咳にかかる危険性が約14倍にも高まることが示されており、決められた回数のワクチン接種を完了することの重要性がわかります※。ただし、幼少期のワクチン接種が一時的に遅れたからといって、それが常に百日咳の重大なリスク増加につながるわけではないとする見方も存在します※。
・妊婦さんへのワクチン接種
生まれてくる赤ちゃんを百日咳から守るために、妊娠中の女性へのワクチン接種も強く推奨されます。妊娠中に百日咳ワクチン(Tdapワクチン)を受けることは、母子双方を保護し、一般的に安全であることが示されています※。
ワクチン接種へのためらいは、主に早産を含む胎児への危害の恐れが原因となる場合がありますが※、医療専門家からエビデンスに基づいた正しい情報を得ることで、こうした不安は解消できるでしょう※。実際に、乳幼児および子どもにおける母親と子どものワクチン有効性(病気の発生をどれだけ防げるかを示す指標)は、百日咳感染の軽減に高い効果があることが確認されています※。また、母親のワクチン接種時期がワクチンの有効性(VE)にほとんど影響を与えないことも報告されており※、適切な時期に接種を受けることで、赤ちゃんへの免疫移行が期待できるといえます。
特に、生後2〜3カ月の乳幼児では、母親がワクチン接種にためらいがあった場合に百日咳にかかる危険性が約6倍に、2カ月未満の乳幼児では約5倍に高まることが指摘されており※、月齢の低い赤ちゃんを守るためにも、母親の接種は非常に有効です。









